2014年は日本市場へ10モデルを投入すると宣言していたBMWだが、新たにSUVがそのラインナップに加わる。
ブランニューの『X4』は、先ごろフェイスリフトと新世代エンジンを採用しビッグマイナーを果たしたX3をベースとする。X4のフォルムは近年のBMWの流儀にのっとり、「クーペのようなスタイリッシュな5ドアハッチバック」スタイルに仕上げた。
振り返ればBMWはこれまでSUVにスポーティなライフスタイルを色濃く反映したSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)というコンセプトのもとにSUVを開発してきたが、さらに歩を進めたSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)というコンセプトでX6を先行投入していた。いうなればX4はSAC第2弾。先読みすれば、いずれX2も登場するだろう。X3より全高が36mm低く着座位置も20mmさがるX4は、見た目もドライビングポジションも別モノだ。ボディサイズは、全長4,671 mm×全幅1,881 mm×全高1,624mm(本国モデル)でホイールベースはX3とおなじ2,810mm。
組み合わされるパワーユニットは、最高出力184psと245psの2リッター直4ターボ、306psの3リッター直6ターボと3タイプのガソリンエンジンを採用。また、ディーゼルエンジンも3タイプあり最高出力190psの2リッター直4ターボと、258psと313psの最高出力の異なる3リッター直6ターボを搭載。トランスミッションはすべてのモデルに6速MTと8速ATが用意される。
ライバルの最右翼はポルシェ・マカンと予想されるが、ミドルクラスのSUVの選択肢はますます広がりを見せつつある。