美しくて速くて快適! 新型「アウディR8スパイダー」が日本上陸

新型アウディR8スパイダーは先のクーペ同様、エアインテーク部にサイドブレードを装着することによって、エンジンをミッドに積んだ“特別なスポーツカー”であることを強調している。

油圧電動式ソフトトップの開閉時間は約20秒。50km/h以下であれば走行中でも開閉できるから、信号待ちで動作が完了しなくても、ソフトトップが中途半端な状態のまま走るといったマヌケなことにはならない。

標準装備のLEDマトリックスヘッドライトは、左右それぞれ37個、合計74個のLEDによる緻密な制御によって、対向車や前走車に直接当たる部分はロービームに自動的に切り替え、それ以外のゾーンはハイビームで視認性を確保する。

リアビューはクーペとは明らかに趣を異にするが、さらにLEDリアコンビネーションライト間のアウディバッチ部分をハニカムグリルとして、一味違う表情を演出している。

バーチャル・コックピットを標準装備したインテリアは、基本的にクーペと同じ。ソフトトップの開閉スイッチは、アウディコネクト・ダイヤルの後方に備わる。

ハイライトはやはり自然吸気かつ高回転型の5.2リッターV10エンジンだ。最高出力540ps/最大トルク540Nmの強力なパワー&トルクは、7速Sトロニックとクワトロ(フルタイム4WD)を介して、確実に路面へと伝えられる。

一方で、低負荷時に片バンクを休止させるCOD(シリンダー・オン・デマンド)やアクセルオフ時のコースティングモードなども備え、効率と燃費向上も図っている。

価格は、クーペから162万円高の2,618万円。ちなみに610psを発生する「V10 plus」はクーペにのみラインナップされる。

今年の桜には間に合わないものの、来たる夏の夜にはこんなクルマで爽快なオープンドライブを楽しんでみたいものだ。

(zlatan)

画像元:アウディジャパン