山の新鮮な空気を吸う奥飛騨の秘湯・福地温泉「隠庵 ひだ路」

岐阜県の北アルプスの麓の福地温泉は、人里から離れた山あいの小さな温泉地。端から端まで3キロほどの距離の小さな集落に11軒の宿が点在する。

今回は、全室に露天風呂と檜の内湯を完備する温泉旅館「隠庵(かくれあん)ひだ路」を紹介しよう。

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到着すると屋根が横にすっと伸びた平屋建ての建物が自然の中に溶け込んでいた。

ロビーには長い年月の囲炉裏の煙を吸収したのであろう黒々と重厚感のある梁がめぐる。

昔懐かしい囲炉裏は自在鉤の先に下げられたやかんを温めている。磨き上げたフロアに照明が映る。

素朴で温かい光景に、山奥の温泉地に来たという実感がわき上げる。

広い敷地に部屋数は12室。全室10畳の和室と4.5畳の次の間には掘りごたつ、檜の内湯と露天風呂がついている。

川沿いの離れに檜風呂と岩風呂の2つのパブリックの露天風呂があり、時間帯によって貸切湯としても利用できる。

福地温泉は平安時代に村上天皇によって開湯した伝説が残り、「天皇泉」とも呼ばれている。無色透明の単純温泉でよく温まる湯だ。

山の新鮮な空気を吸いながらの湯浴みはリラクゼーション効果も抜群。

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食事は広間または個室の囲炉裏端に用意される。

夕食は広間でいただいたが、掘りごたつ式なので長時間でも座りやすい。

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岩魚の塩焼きと五平餅、石焼きの台座が温められている。食前酒をいただき、四季折々の山の幸をいただき、広間に居るという緊張がゆるゆるとほぐれていく。

名物のおばあちゃん特製コロいもが、甘辛でホクホクとおいしい。お造りは新鮮な川魚。石焼でいただく飛騨牛も絶品。

「豪華さはなく素朴な飛騨の田舎料理」とのことだが、いやいや、この食材の贅沢さといったら。

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いい湯、美味しい食事、ゆったりとした時間以外に何もないという贅沢を満喫させていただいた。

住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地687
電話:0578-89-2462
隠庵ひだ路公式サイト:http://www.kakurean.com/

(小椚萌香)

【参考】
隠庵ひだ路 – 高級旅館・高級ホテルの予約ならrelux(リラックス) <https://rlx.jp/26659>