メルセデスの新型CクラスがユーロNCAPで5つ星に

まもなく登場する新型『Cクラス(W205)』が話題だ。

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導入当初はセダンから上陸を果たすが、年内にはステーションワゴンも追加される予定。エンジンはガソリンターボに加え、ディーゼル、マイルドハイブリット、プラグインハイブリットまでラインナップは多種多様。日本仕様の導入モデルは正式アナウンスを待つしかないが、エクステリア、インテリアともに質感が高く、ボディサイズの拡大による居住性の向上と相まって、もはや上級モデルの出来といっても過言ではない。

Dセグメントの新たなベンチマークとなる新型Cクラスのニュースは、ユーロNCAPで「5つ星」を獲得したこと。衝突安全性は言うに及ばず、この5つ星を獲得するには2014年から自動緊急ブレーキシステム(衝突が避けられない状況で自動的にブレーキをかける)を搭載しなくてはならず、このシステムを搭載する車両は今のところ欧州全体で販売される新車の2割程度という。欧州ではこの厳格化された5つ星レベルの安全性を標準化する流れがある。また、一部の車種では2016年にはさらに厳しい歩行者保護能力が要求されるウワサも。新型Cクラスはこの標準を先取りしたカタチだ。

メルセデスは1939年に自動車の衝突安全性に関する専門の開発部門を創設。1969年には実際の事故現場に急行し分析・研究するなど、自動車の安全性に関する意識が高い。2005年にはミリ波レーダーを活用した「レーダーセーフティパッケージ」を世界に先駆けて採用している。新型Cクラスの先進性はやがてスタンダートとなる宿命なのだろう。

メルセデス・ベンツ日本公式サイト