乗り捨ての小型電気自動車「チョイモビ」が横浜で好評

2013年10月から横浜市が日産自動車と共同で始めたカーシェアリングサービスの実証実験が好評だ。

このサービスは「チョイモビ ヨコハマ」という。サービス開始から5ヶ月目で会員数が6300人になり、利用者の4割は市外から訪れているというから、評判は着実に広まりつつある。

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この「チョイモビ ヨコハマ」の特徴は、車両には小回りが効いて可愛らしいデザインの小型EVを採用していることと、横浜市内にある58箇所(増加中)の拠点間で乗り捨てできるワンウェイ型のカーシェアリングという気軽さだろう。

しかも充電などのメンテナンスは専属スタッフが行うので、利用者は利用したい時に近くの拠点で空いている車両を必要な分だけ乗り、目的地の拠点で乗り捨てれば良いという手軽さがある。

当初50台から始められたが、利用者増加に伴い3月14日からは70台体制になり、さらに利便性が高まっている。最終的には100台体制を目標としている。

採用されている車両は日産自動車の「NISSAN New Mobility CONCEPT」で、二人乗り。一見おもちゃの様に見えるが、時速80キロと一般道では全く問題無いパフォーマンスを発揮でき、航続距離も100キロメートルと横浜市内を走り回るには全く不安は無い。

実証実験ということで期間は2014年9月までだが、実験結果次第でそのまま商用サービスに移行する可能性が高そうだ。

ところで利用方法だが、まずは会員登録と講習会が必要。会員登録の条件は3つ。日本の自動車免許証を取得していること、メールを受信できる携帯端末を持っていること、日本国内発行のクレジットカードを持っていることだ。

手続きはウェブ上から行える。入会したら、60分ほどの講習会を受ける。これはチョイモビのシステムに慣れるためのもので、車両の運転自体が難しいからではない。

後は使いたいときにパソコンかスマートフォンから乗車ステーションと降車ステーションを予約し、30分以内に空いている車両に乗り込み会員カードをカードリーダーにタッチすれば良い。

返却も予約しておいた降車ステーションの空きスペースにチョイモビを駐車し、返却操作をして終了。

ステーションは無人なので、スタッフとのやりとりは無い。料金は1分辺り20円で、1ヶ月分がまとめてクレジットカード払いとなる。

横浜市内での移動の際に、気軽に試してみてはいかがだろうか。

[youtube]http://youtu.be/AiMen4rsPng[/youtube]

画像出典:http://www.choi-mobi.com/